

午前中は米国歯周病専門医のJeffery Walter Johnston先生と米国留学経験のある金城清一郎先生により"アメリカンペリオドンティクス"~ 米国歯周治療のメインストリームを探る~という演題で講演していただいた。
まず金城先生により、理論的背景というテーマで、歯周治療の歴史がどのように進んできたのか、また「歯周外科を選択するのか否か」ということについても論文を交えながら話された。
続いてJeffery Walter Johnston先生はAAPの歯周病の分類(下記参照)を紹介しながらそれぞれの病態について、症例を紹介していただいた。

Ⅰ.Gingival diseases
Ⅱ.Chronic Periodontitis
Ⅲ.Aggressive Periodontitis
Ⅳ.Periodontitis as a Manifestation of Systemic desease
Ⅴ.Necrotizing Periodontal disease
Ⅵ.Abscesses of the periodontium
Ⅶ.Periodontitis Associated with Endodontic Lesions
Ⅷ.Developmental or Acquired Deformities and Conditions

お二人の講演に共通していたのは、歯周治療の基本はやはり炎症のコントロールであるということだった。
外科、非外科の選択についてもどちらにも一長一短があり、どちらが優れているということではないということが強調されていたように感じた。
午後からは日本歯周病学会指導医の内田剛也先生の『歯周治療における矯正治療の活用』と私の『重度歯周炎患者に対し、さまざまな歯周外科により対処した1症例』というタイトルによるケースプレゼンテーションが行われた。

私の症例は重度歯周炎に対し、再生療法、結合組織移植術、歯肉弁根尖側移動術を行った症例で、治療計画から細かい術式まで色々なディスカッションが行われた。
最後は顧問の寺西先生の司会で総合ディスカッションが行われたが、歯周治療後のメインテナンスについて衛生士サイドからも色々な意見がでて、最後は時間が足りなくなるまで活発な議論が行われた。
今回は歯周治療という我々にとってはとても馴染み深いテーマであったが、治療に対するエビデンスについても色々整理することができ、明日の臨床に活かせるいい例会になったと思う。
最後にJeffery Walter Johnston先生、金城清一郎先生、本当にありがとうございました。
第3回例会プログラムチェアマン 吉田 拓志