
5月21日(日)に東京国際フォーラムにて2006年度第1回例会が行われた。今回のテーマは「診査・診断治療計画」ということで赤坂会の下部組織であるTERRA小屋のメンバーを中心に発表してもらいました。

1人目の演者は原田歯科医院に勤務されている中村茂先生に「中等度から重度歯周疾患患者にたいしてインプラントと歯周外科を施し予知性を計る症例」という
タイトルで発表してもらいました。ファイナルまで達している症例ではなかったのですが、現在までの治療過程や期間、また治療計画において議論されました。
先生のそのときそのときの考え、苦労が垣間見れる症例でした。

2人目の演者は内田歯科医院に勤務されている李盛植先生に「全顎中等度および局所重度歯周病患者に対するオーバーデンチャーの応用」というタイトルで発表
してもらいました。今回の治療は数年後に行う予定のインプラント治療への前段階ということでしたが、抜歯基準、炎症のコントロールに対する考え方治療計画
の正当性についてディスカッションされました。抜歯か保存かの判断の難しさが問われる症例でした。

3人目の演者は内田歯科医院に勤務されている柏木恒毅先生に「上顎を総義歯下顎をオーバーデンチャーにて咬合再構成を行った症例」というタイトルでした。
李先生と同様抜歯基準について熱く議論がかわされました。私たちはもっと抜歯することに対して慎重かつ的確な診断をしてうえで行わなくてはいけないという
ことを学ばされる症例でした。

4人目の演者は原田歯科医院に勤務されている李昌弘先生に診査データまでのプレゼンテーションを行ってもらいそれを会場全体で治療計画を立てるという新し
い試みを行った。参考として今回は大塚で開業されている飯沼学先生に寺西歯科医院に勤務されていたころの症例を発表していただいた。

今回の演者たちと同年代のころの飯沼先生の診査・診断治療計画は若手の歯科医師たちには大変参考になったことと思う。細部にわたる入念な治療計画、エビデンスにのっとった治療行為は会場の先生方だれしもを納得させるプレゼンテーションであった。

その後、壇上に会場から田ヶ原先生、甲斐先生、飯沼先生、二瓶先生、安藤先生、私、技工士の藤田さんがでて寺西先生が総合司会でディスカッションが行われ
た。多種多様な意見がでてなかなか有意義な時間がすごせたと思う。最後には時間が足りなくなるほど議論は盛り上がった。ひとつのケースに関してもさまざま
な方法、考え方があることを会場の先生方も身をもって感じられたことと思う。

今回の例会の締めとして4月にニューヨークで行われたアストラテックインプラントのワールドコングレスの模様を飯沼先生に紹介していただきその後寺西先生
によりコングレスで行ったプレゼンテーションをニューヨークそのまま英語にてプレゼンテーションしていただきました。少しでもニューヨークでの雰囲気が会
場の先生方にも伝わればと思いました。最後に若手にもっと海外にて活躍してほしいとの言葉で例会のほうを閉めていただきました寺西先生お疲れ様でした。
最後に、今回お手伝いいただいたたくさんの方々に無事例会のほうを終わらせることができましたことをお礼申し上げます。
第1回例会プログラムチェアマン 中丸 潤