2007年9月アーカイブ

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9月9日、北海道SJCD(会長千葉豊和先生)とのジョイントミーティングが行われました。直前まで台風直撃という状況で開催が危ぶまれましたが、前々日に台風も去り何とか無事開催へと至りました。

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前日の夜には「すすきの」にて懇親会が行われ、臨床の話から、そうでない話まで大いに盛り上がりました。

会場は北海道歯科医師会館にて参加者は約100名、演者は赤坂会からは吉田拓志先生、野寺義典先生、飯沼学先生の三名が、北海道SJCDからは工藤明文先生、市岡千春先生、木村洋子先生の三名が発表されました。


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午前中は三名で、吉田先生からは『インプラントを用いたオーバーデンチャーの一症例』について発表があり「トリートメントデンチャーの情報をいかに最終補綴 物に生かすのか」について、続いて工藤先生の『前歯部にインプラントを行った症例』では、「天然歯の抜歯基準や審美的考慮」について、また野寺先生の『矯 正治療単独で対応した反対咬合症例』に対しては、「補綴処置を伴わない歯列矯正の難しさ」等について議論が行われました。


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午後に入ると、インプラントの症例豊富な市岡先生から『前歯部インプラントについての考察』の演題で総説が行われました。最近、抜歯後即時埋入が注目されていると思いますが、ケースによって使い分けられている点が印象的でした。




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次に、飯沼先生の『重度歯周疾患患者に対してインプラントを用いて機能回復を行った一症例』では、「細菌検査によるリスク診断」や「メインテナンスにおけるプラークコントロール」等で、症例における完成度の高さを反映している様にも感じられました。




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最後の木村先生は、ノーベルバイオケアーのインストラクターをされており、All-on-4や ノーベルガイドについての講義もして頂きました。『インプラントを用いて咬合再構成を行った症例』では、臼歯部咬合崩壊による過蓋咬合に対しインプラント 埋入後に顎位の変更を行った症例で、「顎位の変更後インプラントポジションを決定したほうが良かったのでは」という意見と「術者の得意分野を生かして良 かったのでは」という意見の二つに別れたのが印象的でした。


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症例発表後、寺西先生が御自分の症例を持ち出して解説を加えて頂いた事と、千葉先生の円滑な司会のお陰で、参加者のレベルを問わず有意義な内容になったと思われます。





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また、千葉先生の「歯科臨床に地域差があるとの意見もるが、東京にある赤坂会の先生方がオーバーデンチャーや重度歯周炎のケースを発表されて、その様なことは無いと感じた」とのコメントが印象深く、私も共感しました。




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沖縄から北海道まで、今後もジョイントミーティングが恒例となりさらに発展してゆくことを期待します。





赤坂会会員 東京都勤務 高田貴虎
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2007_2b0.jpg9月2日、有楽町東京国際フォーラムにて第二回赤坂会例会が開催されました。
今回のテーマは「垣根を越えた審美歯科 日常臨床における審美歯科を考える」
というテーマでした。過去赤坂会において審美歯科を全面に押し出して例会を開催したことがなかったため多数の会員ならびにオブザーバーの方々に参加してい ただくことが出来ました。


2007_3c.jpg午前中は行田克則先生をゲストとしてお迎えして基調講演をしていただきました。
行田先生の考え方、歯周組織に対するアプローチの仕方など興味深い講演でした。





2007_2d.jpg午後からは行田先生の歯科医院に勤務されている松山智子先生に実際の臨床の際の印象採得の術式を講演していただきました。その後赤坂会会員によるケースプレゼンテーションが行われました。





2007_2f.jpg今回は会長の新藤有道先生と、中丸潤による発表でした、会場内からも多数質問があり、また寺西先生、行田先生からのコメントもあり会員にとって有意義な時間であったと思います。






2007_2g.jpg最後に高田貴虎先生によるディスカッションケースのプレゼンテーションが行われました。時間が押してしまい十分にディスカッションが出来なかったことが悔やまれました。最後に演者の皆様、お手伝いいただいた方々にこの場をお借りしてお礼申し上げます。



○参加者の感想

2006_2b.jpg今回の赤坂会は、「垣根を越えた審美歯科 日常臨床における審美歯科を考える」というテーマで第2回例会を行いました。
午前中は、東京都世田谷区開業の行田克則先生をお迎えして基調講演をしていただきました。
講演内容は「歯周組織から考える審美歯科」をテーマに、生物学的幅径や歯間乳頭に関する考え方など、目から鱗が落ちるような行田節を聞くことができまし た。その歯に衣着せぬ講演に会場も熱心に聞き入っていました。

昼食を挟んで、松山智子先生は行田先生の診療室で代診をされているということで、診療室で普段行っている圧排法や、印象の手技を紹介していただきました。日常臨床における補綴に関する考え方や、ブラッシング圧について言及され、会場からも多くの質問が寄せられました。
赤坂会からは、岩本町デンタルクリニックの新藤有道先生と寺西歯科医院 中丸潤先生がケースプレゼンテーションを行いました。新藤先生は臨床の5つの柱を 主眼に、緻密な診断と丁寧な治療、また作りこんだプレゼンテーションで前歯部1歯の審美について発表されました。それに対して、中丸先生は全顎治療におけ る審美についてのプレゼンテーションでした。1歯だけの補綴とは違い、制約の少ない多数歯補綴ケースについてなにが大切なのかを会場の参加者とともに考え させられるケースでした。
今回は、赤坂会でもあまり取り上げたことのないテーマでしたが、多くの方々に御参加いただき、大変実のある例会になったと感じています。
プログラムチェアマン 中丸潤