2007年度 第3回 例会を終えて

2007_3a.jpg ○プログラムチェアマン 野寺義典の感想

2007_3_img04.jpg 今回の例会は、成人矯正治療part2ということで、論点がバラバラになってしまった前回の反省を元に
「補綴歯科医と矯正歯科医の考えの相違点について」というテーマで的を絞って行いました。
その中でも、
(1)アンテリアガイダンス付与
(2)セファロ分析の意味
(3)歯根破折
(4)セットアップ模型の作製
(5)オクルーザルストップの付与
の5つに焦点をあわせ、各演者の先生方に発表頂きました。
午前中の武内先生の御講演では、「自然な歯の動き」を特徴とするDAMONブラケットについて話があり、無理のない歯の動きは、まさに成人矯正治療に適した装置ではないかと感じました。午後から各先生方に発表頂き、包括的歯科治療における治療の順序の重要性、治療のゴールを設定する意義をあらためて感じました。
5つの具体的なテーマに関しては、個々の出席者に解答が委ねられましたが、まだ、テーマが分散してるとの声も聞かれましたので、さらにテーマを絞る必要性も感じました。
総括の中で、寺西先生から、セットアップ模型の作製に関して、提言を頂きました。セットアップ模型の作製については、次回の成人矯正治療の例会で是非とも取り上げてみたいと思います。

○例会企画担当&プログラムチェアマン 藤田大樹の感想

2007_3_img05.jpg的のぶれないディスカッションが行えるように論点を前もって掲げるという企画で例会を準備しました。例会を振り返ると、ディスカッションは掲げた論点とはちがった内容が多く、今回も保守的なディスカッションになってしまったと反省しております。例会を重ねる度にディスカッションをする難しさ、論点が定まらない、論点がずれる、参加者の積極性、などを痛感してます。例会企画担当として、参加者に積極的にディスカッションに参加してもらい、臨床力アップにつながればと思います。
しかし、いきなりディスカッションに参加さるのは難しいのかもしれません。今後は、症例発表やディスカッションに慣れるような企画を考えます。

○松岡力先生の感想

私の発表内容において、山根先生に指摘された、スプリント療法後、咬合調整を最初に行うことをするべきではという意見とその内容のディスカッションにおいて、咬合と顎位の捉え方の奥深さを再認識させられました。

○赤坂政彦さんの感想

2007_3_img06.jpg 午前中の武内先生のご講演、普段補綴を中心に仕事をしておりますので矯正の考え方など、大変興味深く聴講させて頂きました。質問が上手く伝わらなかったので個人的には口惜しく思う質問をしてしまったと反省しきりですが矯正医の考える理想歯列と補綴を携わる者が理想と考えている歯列に差を感じ意思疎通の重要性を改めて感じる機会を得ましたのは幸甚の至りですこれからの臨床に活かして行きたいと思っております。



また、微力ながら関わらせ頂きました野寺先生、藤田先生の講演から反省を含め、技工士としての関わり方を改めて見直すことが出来ました。単純な審美補綴でなく、歯列単位、顎、顔貌と、歯科の審美を矯正医、補綴医とチームとなって共有して行く大切さを改めて感じる良い機会を得ることが出来ました。

2007_3_img09.jpg ○高田貴虎先生の感想

武内先生のご講演は、矯正医でない私にも非常に解り易く有意義な時間を過ごせました。今回の例会を通じて、矯正医とのコラボレーションは避けて通れない重要な課題であることを再認識させられました。例会の各先生方のご講演から矯正医の考えを学べたのは、今後の矯正処置を伴う症例に対して役に立つと思います。
今回、事前の質問ケースや例会後の質問票など非常に工夫されていて良かったと思います。私も質問票で武内先生にお答え頂き、今まで解らなかったことが明確になりました。有難うございました。

○森山広之先生の感想

2007_3_img07.jpg 今回総会で質問させていただいた『アンテリアガイダンスの付与』でのケースは私自身、矯正歯科医との打ち合わせは、ほとんど行っておらずガイドについてもお任せで行ったものでした。
総会のディスカッションを通して感じたことは基本的なことですが補綴歯科医がオーダーを出すケースでは動的治療の目標をはっきり示して、同時に矯正治療でやれる限界を知り理解することで最終補綴物のクオリティーも高まっていき、またコミュニケーションを継続することにより双方のレベルアップも図れると強く思いました。

○川崎浩一郎先生の感想

2007_3_img08.jpg 今回、両者の考えの相違点は部分的に浮き出たようです。しかし解決するためのコンセンサスを得るにはあまりにも時間が足りなかった気がします。次回は具体的に議題を絞ったディスカッションが出来ればよいのでは。個人的には岩渕氏の発言が重く考えさせられました。




○樋口敬洋先生の感想

補綴医と矯正医との術前のやりとり(セットアップなど)の実際を、もっと具体的に聞きたかったです。デーモンブラケットは興味ある分野だったのでタイムリーでした。
岩淵さんの臼歯被蓋難しくなる場合が多い、という質問(ツッコミ?)が自分のケースと重なり、身にしみる思いでした。

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