2012年1月アーカイブ

テーマ 「インプラントそのトラブルと対応」

~インプラント周囲炎を中心に~

インプラント治療は、長期臨床データによりその高い生存率と有効性が証明されています。
しかし、一方ではインプラント周囲炎、フィクスチャーの破折、補綴物の破損など、様々な原因によるトラブルも報告されてきています。これらのインプラントのトラブルを未然に防ぐ方法、また発症してしまった際の解決策も十分に把握しておくことがこれからは必要となってきます。
ただ現時点では、特にインプラント周囲炎ついて、確実に対処できる方法は少なく、試行錯誤で行っていることが事実です。
今回、この難問に対し、日々臨床で取り組んでいる先生方をお呼びし、講演していただきます。
現時点での正解を皆で解き明かしインプラントの歴史にメスをいれることにチャレンジします!

プログラムチェアマン 吉田 拓志


講演1

『インプラント周囲炎 その現状と問題点』
明海大学歯学部口腔生物再生医工学講座歯周病学分野
准教授 辰巳順一先生

予知性の高い歯科インプラント治療は,今や咀嚼機能を回復する治療の1つの選択肢として定着しつつある.その一方で,インプラント治療に伴う併発症についてもクローズアップされてきている。この中で,発症頻度の最も高い併発症がインプラント周囲炎であることが知られている。インプラント周囲炎は,歯周疾患における歯肉炎や歯周炎といった疾患に類似した病態を示しているが,近年の研究結果から異なる点も指摘されつつある。また,インプラント周囲炎の診断や治療については,すでに様々な報告があるにもかかわらず,未だ解決されていない分野であることがコクランレポートでも示されている。そこで,インプラント周囲炎という疾患の特徴,診査,診断方法,およびその治療法についてこれまでの報告をまとめ,どのような問題点を包含しているかについて言及したい。

講演2

『歯周病学的な観点からインプラントを再考する』
日本臨床歯周病学会 理事、指導医、認定医
鈴川雅彦先生

経 歴
1992年 岡山大学歯学部卒業 咬合・口腔機能再建学分野 入局
2000年 ノースカロライナ大学歯学部 Grad perio 留学
2001年(財)サンスター歯科 副所長
2005年 AICデンタルクリニック開院

欠損補綴の第一選択肢としてのインプラント治療は、患者さんに対し多くの利益をもたらしたが、それに比例するかのようにトラブルも多く抱えることとなったのは周知の事実である。本来、「欠損」は病気ではなくインプラント治療をしなくても大きな問題を抱えることは少ない。しかしながら、インプラント治療を行う事で医原性と思われる疾患を生み出している可能性がある。「欠損」や「インプラント」という言葉のみにフォーカスを当てるのではなく、口腔内や全身を見据えたうえでのインプラント治療を再考してみたい。その中でも、成人の80%が罹患している「歯周病」にもフォーカスを当てて皆さんと共に考えていきたい。

会員によるプレゼンテーション

DR.内田剛也(神奈川県川崎市開業)
『ブラキシズム患者の36,37インプラント補綴;14年目の36インプラント破折とリカバリー』

DR.藤田大樹(東京都中央区開業)
『Clinical consideration of peri-implant disease in maxillary molar』

日程

2012年2月5日(日) 10:10~

場所

東京国際フォーラム G502 (東京都中央区有楽町)

申込み方法

申 込み用紙をプリントの上申込みください

申込み用紙ダウンロード