2014年1月アーカイブ

テーマ 「The Crown & Bridge」

今回の例会は若くして歯科界を牽引している青島徹児先生と中川雅裕先生をお招きしCrown & Bridgeに焦点を当てていきます。両先生には一症例を掘り下げる症例発表形式の講演をして頂く予定です。会員発表も含め、Crown & Bridge症例において、どこを診て、どう考え、何に気を付け治療を進めればいいのか、治療後の経過をどう考えるのかなど参加者皆でディスカッションしていきたいと思います。

プログラムチェアマン 藤田大樹


講演 『当院における治療の流れ ~Crown & Bridgeを中心に~』


青島徹児先生 (青島デンタルオフィス)

略歴

平成7年 日本大学歯学部卒業
同年 日本大学歯学部クラウン&ブリッジ学講座入局
平成14年 入間市青島デンタルオフィス開業

所属

Esthetic Explorers 会長
日本歯科補綴学会会員
日本歯科審美学会会員
日本顎咬合学会会員及び認定医
American Academy of Cosmetic Dentistry会員
国際歯周内科学研究会会員

抄録 『当院における治療の流れ ~Crown & Bridgeを中心に~』

Crownは教科書的には永久補綴物となっている。しかし我々が行っているCrownは永久補綴物と言えるのであろうか。Crownを永久補綴物にするための条件の中で、マージンの設定位置は大きなウエイトを占めているが、それと同じくらいウエイトを占めているのが、細菌のコントロールである。

ダイレクトボンディングであれエンドであれ、我々が治療を行う上で常に感染のリスクを伴う。来院される患者の口腔内環境は人それぞれであるが、その環境を左右するのはプラークであり細菌である。その細菌のコントロールをどのように行うかが重要と考えている。

今回は永久補綴物を達成するために、当院で試みている治療の流れをCrown & Bridgeを中心に講演させていただきたいと思います。

講演 『The Crown & Bridge ~欠損補綴の治療オプションを再考する~』


・中川雅裕先生 (中川歯科医院)

略歴

1967年 東京都出身
1992年 東京医科歯科大学卒業
1997年 中川歯科医院勤務
2007年 医療法人中川歯科開設 ~現理事長

所属

5D Japan

抄録 『欠損補綴の第一選択はインプラントである!』

長らくそう云われ続け、またインプラント治療自体も広く患者の側にも認知されていると思われる。

しかし、長期的に見た場合、100%そう言い切れるであろうか?

確かに、近年の治療オプションとしてのインプラント治療の発展は術者・患者ともに歓迎すべきことであり、正しく用いられたインプラントによって患者のQOLが維持、あるいは改善されたケースは枚挙に暇がない。 一方で、一部マスメディアによるネガティブな報道を通して、あるいは適正な数の論理によって、一時期のバブルとも呼ぶべき過熱したインプラント第一主義的な治療は鳴りを潜めているようにも思える。と同時に、天然歯への回帰という揺り戻しが起きているようにも思える。 しかしながら現実的には、患者のQOLを改善する上で、あるいは可及的に生体への侵襲を少なくする(Minimal Intervention)上でインプラントが必要不可欠なケース、あるいはインプラントなくしては天然歯を守ることができないケースが存在することもまた事実であり、我々は好むと好まざるとインプラントに関する研鑽を怠る事は許されざる時代であると言える。 今回は、インプラントを積極的に用いたケースを参照に、インプラントを可及的に回避したケースを供覧頂くことで皆様と有意義なディスカッションができればと考えております。

会員発表

・加部晶也先生 (内田歯科医院勤務)
・樋口敬洋先生 (樋口歯科医院副院長)
・中丸 潤先生 (寺西歯科医院勤務)

日程

2014年2月2日(日) 10:00~16:45

場所

東京国際フォーラム G402 (東京都中央区有楽町)

申し込み

申し込みはこちらから

12月8日に東京国際フォーラムにて、株式会社プロシード協賛、スタディーグループ赤坂会特別講演会が開催されました。 講演会のタイトルは「低侵襲インプラント治療を考える」というテーマでコーディネーターを寺西先生にしていただき、UCLAの小川教授、そして赤坂会会員の飯沼先生、新藤先生、川崎先生に御講演頂きました。

寺西先生には光機能化を用いたインプラント治療を実際のケースを例に発表していただきました。
前歯2歯欠損という難しいケースの歯冠乳頭再建には、光機能化の新たな可能性などを感じました。

小川先生にはインプラントの光機能化についてご講演頂きました。インプラント体の濡れの低下、炭素の付着、マイナス電荷の帯電が骨-インプラント結合(BIC)を低下させるということでした。光機能化をすることで、これらの問題が著しく改善され、BICも結合スピードも顕著に向上していました。これにより、より細くて短いインプラントが可能となり、適応の拡大とより低侵襲な治療が行えるということでした。豊富な研究データからの裏付けもあり、光機能化の必要性を強く感じました。

飯沼先生には骨吸収の著しい症例に対する治療方法を説明していただき、特にサブストラクチャー付きのImplant補綴の流れを、実際のケースを通しご講演していただきました。また補綴物の材質、咬合関係、対合歯の問題についても触れていただきました。

新藤先生にはインプラントのポジションの考察を細かく説明していただき、s-CleanImplantの特徴やそれに応じたインプラント補綴を実際の症例を通じてご講演していただきました。インプラントの埋入角度による審美的な補綴は大変勉強になりました。

川崎先生にはL.O.TやM.T.Mについて多数の症例を通してご講演していただきました。問題点を補綴と矯正によるアプローチを行うことでより確実に、低侵襲に行う事を学びました。アンカースクリュー植立に関しては破折、歯牙接触、トルクの重要性についてご講演頂きました。
今回の講演会を通して患者さんに低侵襲な治療が行えるよう、プロシードの製品や技術面など、より研鑽して習得していきたいと思いました。

忘年会パーティーは東京国際フォーラム内のレストラン「レバンテ」で開催され、多くの参加者で盛り上がりました。毎年恒例のゲームでも数多くの豪華賞品がスポンサー企業から提供されました。余興は若手の会員が赤の六尺褌を巻き、紅一点の小木曽先生の指示で組体操をしました。
寺西先生からはwaku wakuという来年のテーマを頂きました。赤坂会の会員の先生方で、この言葉を胸に日常臨床に励みたいと思いました。

町田 真吾