
2014年12月14日(日)、秋葉原コンデンションホールにて2014年度寺西邦彦還暦記念特別講演会が行われました。今回のテーマは「俺の歯科臨床35年間その変遷と現在」でした。

会長である野寺先生の挨拶後、顧問である寺西先生より、35年間におよぶ歯科臨床の講演をしていただきました。
当初はGnathology、総義歯補綴治療、R.P.Dの考え方から始まり、時代の流れとともに歯周治療・Informed consent、矯正治療、インプラント治療、審美治療、Advanced Surgeryと、その都度最先端の技術や患者さんのニーズに合わせた治療を取り入れており、寺西先生の探究心の強さに大変感銘を受けました。

今回の特別講演で印象的だったのが、歯科医院を数件通い総義歯を10個近く持っているが、どれも不適合で食事ができない患者さんの症例でした。顎堤が高度に吸収している難症例でしたが、患者さんを満足させる義歯を作製したこと、また当時寺西先生が30歳という若さだったことに驚嘆しました。この症例から、1つ1つ省くことなく診査・診断・治療を行うことにより、このような結果が得られるということを学びました。この症例を含め、たくさんの長期症例を疑似体験できたことは私のような若手にはとても良い経験であり、今後の臨床に役立てていきたいと思います。
歯科治療は、最先端の治療にばかり目を向けず、先代の先生達が行ってきたことや歯科治療の歴史を学ぶことで治療の選択肢の幅が広がると思いました。またstep by stepしっかりと順序を踏んで行うことが重要であり、それにより大きなトラブルもなく長期安定を得やすいということを今回の特別講演で学びました。

いくら知識があっても技量が不足していれば満足な結果が得られないということもあります。特に私のような若手は経験が少ない為、日々の臨床から1つ1つの治療をよく考えかつ丁寧に行い、長期に安定する治療が出来るように日々精進していきたいと思います。
講演後に東天紅にて懇親会が行われました。懇親会では今年流行したディズニー映画のキャラクターやお笑い芸人の格好をした若手の先生達が寺西先生の還暦祝いを盛り込んだ余興を行い大変盛り上がりました。
関口 晃