2016年1月アーカイブ

テーマ 「赤坂会&TRUST ジョイントミーティン」

今回は殿塚量平先生を主宰とするスタディーグループTRUSTとのジョイントミーティングです。

ともに『やり直しのない治療』を目標に掲げる両グループですが、診査診断から各テクニックまでグループ間の考え方における違いから新しい発見があることでしょう。

参加者全員で熱いディスカッションをし、明日からの日常臨床のレベルアップに繋がれば幸いです。

プログラムチェアマン 髙田貴虎&林以庸


症例発表 赤坂会

・DR富澤直基(富沢歯科医院)

・DR吉武秀(内田歯科医院)

・DR藤田大樹(エド日本橋歯科)&DT小林正直(ファインデンタルアート)

症例発表 TRUST

・DR宮田昌和(デンタルオフィス下北沢)

・DR青木克行(青木歯科オフィス)

・DR殿塚量平(とのつか歯科)&DT林政利(リンテックデンタルラボラトリー)

日程

2016年2月7日(日) 10:00~16:45

場所

東京国際フォーラム G402 (東京都中央区有楽町)

申し込み

申し込みはこちらから

11891212_739407782855806_6201875536790007812_n.jpgのサムネール画像9月6日(日)、快晴の中全国から多くの人が集まり、東京国際フォーラムにて2015年度赤坂会第2回例会が行われました。

今回は、「デジタルデンティストリーVSアナログデンティストリー(ラボコミュニケーション)」というテーマで発表が行われました。

特別講演は、顧問の寺西先生による、「Digital Dentistry 現状と将来」というテーマでの御講演でした。

先生の長年の経験をふまえ、アバットメントのCASTとCAD/CAMの比較、そしてCAD/CAMアバットメントの適合に関する各社製品の説明をアバットメントの構造と共ににわかりやすく説明していただきました。

特に私が関心を抱いた点は、たくさん出てきている似たようなアバットメントミリングシステムでもインプラント体との互換性の点でアバットメントが外れなくなるトラブルがあることです。

そのため、アバットメントとインプラント体各部の目的の理解が大切だと思いました。

他にも、新たなインプラントシステムであるEVインプラントも話にあがり、知識のアップデートも行うことができ良かったです。

12002764_739407702855814_7990602314689501677_n.jpg続いて、小池軍平先生より「光学印象の現在」というテーマでの御講演でした。

現状の光学印象の精度と正確度についてアナログのシリコン印象や寒天アルジネート印象や各社光学印象システムについての比較、光学印象の限界を説明していただきました。

精度と正確度の基本的なことからお話をしていただき、実際の光学印象のレベルが私でも理解しやすく勉強になりました。

研究発表として榊原亨先生より『対合歯の磨耗にセラミックス系材料の表面性状が与える影響について」というテーマでの御講演でした。

臨床と研究の両立、実際の研究結果、について発表されており、ジルコニアクラウンやPFMクラウン使用後の変化についての理解を深めることができました。

セラミックの口腔内での変化を理解できたことで、フルジルコニアクラウンの選択において今後の参考にしようと思います。

会員発表一つ目は、榊原塁先生による『アトランティスシステムによるデジタルソリューション。

インプラントを用いた、咬合再構成』というテーマでの御講演でした。

11988716_739407936189124_5474952062207695016_n.jpgケースは、インプラントを下顎前歯部、両側臼歯部に用いて咬合再構成を行ったケースでした。

会場からは、午前中に特別講演で話題に上がったシステムだったため、オーダーの流れに関する質問がみられ、オーダーシステムの注意点に関する内容のディスカッションが行われました。

まだ、オーダー経験のない私もオーダーしてみないとわからないことを疑似体験できました。

そして、症例については、下顎菅による埋入ポジションの規制がある症例で、インプラントの埋入するための前処置や補綴物での対応を考えられていて、様々なオプションを知っておくことの大切さを学びました。

続いて、安藤歯科医院の安藤先生の発表に移りました。

「日常臨床におけるDigital Dentistryの活用」というテーマでの御講演でした。

CTによる診査、CTを用いてCAD/CAMで作成したガイドステント、技工操作にCAD/CAM、スマイルデザインを活用した前歯部Br臼歯部のインプラントのケースでした。

デジタルシステムのマッチングにより歯肉の状態、口腔外の評価もできるため治療内容について患者さんと具体的に話をしやすく、また話した内容をプロビジョナルレストレーションに移行できるためその後の微調整をするうえでスムーズに処置が行えると思いました。

12003182_739408172855767_8136894329322444828_n.jpg最後は、ウィステリアデンタルクリニックの佐藤博宣先生による「ハイアングルの歯周補綴症例』というテーマでの御講演でした。

ハイアングル、歯周補綴と非常に難しいケースではありましたが、技工士さんとのラボコミニケーションにより最終補綴物が作られたケースでした。

複雑なケースのため、治療のゴールが正確に定めることが難しく、デジタルで行ってしまうと口腔内と調和した補綴物にすることは非常に難しいと感じました。

この症例では、デジタルのデータの蓄積と匠と呼ばれる技工士さんの経験は、全く異なる物で両者の選択を的確に行うことで患者さんにとって一番良いものができると学びました。

また、会場では、初期治療が矯正に対して影響を与えることなどディスカッションされており、基本である炎症のコントロールの大切さを再確認しました。

日々の臨床だけでは学ぶことができない機器の進歩、技工士さんの細かなバランスを学べ、明日の臨床に活かしていこうと思います。

岩本町デンタルクリニック 足立 亘