2018年2月アーカイブ

平成30年2月4日に2017年度第3回例会が開催されました。今回の例会のテーマは「歯周治療の長期予後を目指して」で、午前中の基調講演は中央区で開業されている長谷川嘉昭先生をお呼びしました。長谷川先生は歯周治療のスペシャリストとしてとても高名な先生で、現在はスーパーペリオ塾を主催されている4人の先生のうちのお一人です。今回は「思い込みの歯周治療からの脱却~30年の臨床を振りかえって~」という演題で、高度な治療のハウツーではなく、診断の方法や、その診断に基づいた治療によっての患者さんの治療前後を数多くの症例でご提示いただきました。臨床検査データの重要性がよく理解でき、歯科の中だけでの常識で凝り固まっていたことを認識させられました。これからはますます医科との連携が必要になる時代なので、医科との共通言語としての臨床検査データの重要性もよく分かりました。また、患者さんへの説明の範囲を法律の点からも解説いただきました。法律的に正しく説明、治療していくことが自分を守るために大事だということもよく理解できました。また長谷川歯科に勤務されている衛生士の川崎律子さんも要所要所でコメントをしてくださり、参加していた衛生士にも新しい気付きがあったと思います。

午後は会員発表で、3名の先生がケースプレゼンテーションを行いました。トップバッターは福岡で開業されている樋口敬洋先生で「重度歯周炎患者に対し、インプラントにより対処した1症例~13年経過して~」という演題でプレゼンされました。樋口先生の誠実さが全面にあふれたプレゼンでした。フルマウスのケースを長期で経過を追っていくと人生の色々なステージでさまざまなトラブルが出てくることが多く、なぜそれが起こったかをしっかり考察することが大切だと思いました。2番手は寺西歯科医院に勤務されている早澤麻里奈先生で「咬合性外傷を伴う中等度慢性歯周炎患者にたいするアプローチ」という演題でのプレゼンでした。早澤先生は例会では初のプレゼンで、かつ出産後間もないタイミングでしたが、しっかり準備され堂々とプレゼンされていました。ディスカッションでは歯周外科や矯正のタイミングについて長谷川先生からアドバイスもあり、非常に勉強になりました。最後は現赤坂会会長の高田貴虎先生で「歯・インプラント周囲の環境改善を行ったフルマウスリコンストラクションケース」という演題でプレゼンされました。会長の今の全力ケースを見せていただきました。精密な診査診断を基にした、かっちりしたフルマウスケースでした。インプラントの埋入深度や外科の選択など、ディスカッションも盛り上がりました。

非常に内容の濃い充実した1日になりました。個人的には川崎律子さんの禁煙指導を受けたくなったので、喫煙はじめようかとも思ってしまいました。

高田先生3年間会長お疲れ様でした。

町田メアリー歯科
加部晶也

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