講演:横瀬敏志先生
『レーザー歯科治療のA to Z ~歯内治療からインプラント治療まで~』
レーザー治療が新たに保険導入され、その需要はますます増加しています。 しかし、レーザー機器にはその波長によって生物学的な作用が異なりさらにはその使用方法も異なります。 我々はこれまでにレーザーが示す様々な生物学的作用を、基礎実験を基に検証してきました。特に低出カレ一ザー治療であるLLLT 作用に着目して、骨組織での再生療法や疼痛緩和など、遺伝子レベルのエビデンスに従い臨床応 用を行いその効果を実証してきました。最近ではPDT( 光線力学的療法)として殺菌効果を中心とした歯内療法へのレーザーの応用を目指し、新たな分野であるレーザーエンドドンティクスを確立しています。 今回は、これまでの各種 レ一ザー (CO2, Er:YAG, Diode, Nd:YAG) の特徴と細胞生物学的な作用をわかりやすく解説し、骨再生療法を中心としてインプラント治療から、現在我々が行っているレ一 ザーエンドドンティクスの新たな方法を提示し、新たに保険導入されたレーザーの使用方法までわかりやすく説明します。
講演:和田圭祐先生
『簡便で低侵襲な組織再生への様々なアプローチ ~成長因子からレーザーへの応用~』
人々の歯に対する健康意識が高まる中で、歯科臨床、特に歯周、インプラント領域における組織再生術の重要性が高まってきている。 近年における生体材料の進化に伴い、様々な可能性が示される中、臨床家は簡単で再現性の高い組織再生へのアプローチを模索し続けている。 一方で最近ではレーザーの生体に対する影響に関する基礎、臨床的研究も進められ、その生物学的作用と安全性、治癒促進効果(Bio stimulation)からも有用性の高い治療ツールとしての期待が膨らんでいる。 本講演では歯周病治療、歯周形成外科、補綴前処置、インプラント治療とそれに付随した骨再生治療、さらには最近増加傾向にあるインプラント周囲炎における従来のアプローチとレーザーを用いた数々の臨床例を供覧しながら、その背景にある基礎、臨床エビデンスを討論し、現在のレーザーを用いた低侵襲組織再生治療の到達点について先生方と理解を深める時間としたい。
ケースプレゼンテーション
新藤有道先生
榊原塁先生
日程
2018 年12月9日(日) 10:00~16:00
場所
秋葉原ダイビル 2F コンベンションホール(千代田区外神田)
申し込み
懇親会
時間
16:30~
場所
グレースバリ秋葉原3F スリーモンキーズカフェ
千代田区外神田1-1-10 パセラリゾーツAKIBA
TEL 0120-196-759
コメントする